CSSはCascading Style Sheets(スタイルシート)の略です。CSSを使う事でWebページのデザインを従来より詳細に設定する事ができます。W3C(World Wide Web Consortium)という団体により、Web標準の技術として推奨されています。
例えば文字に対して、HTMLでは文字サイズは7種類しか設定できませんが、CSSを設定するとピクセル単位で細かく設定可能です。何ヶ所にもわたって同じ書式を設定するのもCSSの方が便利です。HTMLの中でクラス名を使い回すだけですみますし、CSSのプロパティを変更すれば、一気に大量の文字列の書式を変更する事も簡単です。
CSSはレイアウトを設定する時も威力を発揮します。昔はテーブルを用いてレイアウトを設定していましたが、今はCSSを使う事が多くなっています。メンテナンスも楽ですし、SEO対策でもCSSの方が有利だからです。HTMLファイルが軽くなる事と、検索エンジンのロボットが内容を読み取りやすくなるからです。
それではCSSの記述例を見てみましょう。
.example {font-size: 15px; }
.exampleはセレクタ(ここではクラス)です。.はクラス名が続く事を表し、exampleはクラス名です。font-sizeはプロパティ名、15pxは値です。
HTMLファイルにexampleクラスが指定されている範囲では、文字サイズを15pxで表示するという事です。
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